宮崎県立高鍋農業高等学校

　高鍋農業高校の農場は５４ヘクタール。東京ドーム約１１個分の広大な土地で、農業に関することについて体験的・実践的に学ぶことができます。食品加工施設は、県内で最新の施設を整え、将来食品関連産業への就職を有利にします。

　高鍋農業高校の寄宿舎「明倫寮」では、園芸科学科・畜産科学科の全生徒・食品科学科及びフードビジネス科の入寮を希望する生徒が、規則正しい生活を送りながら、日々の学習、部活動などに取り組んでいます。寮の居室は2人部屋で、施設はとても充実しており、学習環境も整っています。寮の食事についても、専属の管理栄養士が栄養管理をしているので安心です。3年間充実した高校生活をおくる環境が明倫寮には整っています。

　高鍋藩の城跡に建つ本校は、明治３６年４月に児湯郡立高鍋農業学校として創立され、今年度で１２０周年を迎える伝統と実績のある農業高校です。高鍋藩の教えから「人の道は教育にあり」と「明倫」の合い言葉をもとに、創設以来、校訓「研学修技」「勤労興産」「礼節敬愛」「感恩報謝」を基調とした教育を実践し、本県の農業や関連産業を担う人間性豊かな人材の育成に取り組んでいます。

　校内で飼育される和牛のほとんどの世話を担っています。飼養(エサやり)、引き運動から牛洗い、毛刈り、削蹄なども。毎日早朝から世話をし、分娩時には泊まり込んで立ち会うほどです。生徒の自主活動が部活になっただけに、牛の世話が大好きな部員たちが集まっています。